あなたはサンベイジングという言葉を知っていますか?
サンベイジング(Sun bathing)とは簡単に言うと日光を浴びることです。
昨今では自然がもたらす人体への良い影響が次々にわかってきていますが、その中でもサンベイジングはとくに効果が高いと言われています。
今回の記事では以下について解説していきましょう。
なぜサンベイジングが必要なのか
労働者5万人を対象にしたある調査によると、室内で働くオフィスワーカーの9割は十分な量の日光を浴びていません。
そして日光を浴びる量が少ないと問題になるのがビタミンD不足。
なぜならビタミンDは太陽光を浴びることで分泌される栄養素だからです。
食事から十分な量のビタミンDを取るのは難しいため、日光を浴びる量が少ないと必然的にビタミンDは不足します。

ビタミンDが不足すると具体的にどうなるの?

以下がビタミンD不足による弊害だよ
- メンタルが不安定になる
- 免疫力が下がり病気になりやすくなる
- 肌が荒れる
- カルシウムが吸収されづらくなり骨や筋肉が弱る
さらに太陽を浴びる量が少ないとセロトニン不足にもなりがちです。
日光はビタミンDだけでなく、セロトニンという物質の分泌にも大きく関わっています。

セロトニン不足による悪影響は以下の通り
- 気分が安定しない
- 憂鬱になりやすくなる
- 夜眠れなくなる
なかでも「夜眠れなくなる」というのは身体的にも精神的にも大きな悪影響があります。
睡眠の重要性については睡眠が大事な理由8つ【メリットだらけ】で解説しました。
ちなみに2016年のスウェーデンで行われた研究では
「太陽を浴びないことによる体への害はタバコの有害性に匹敵する」
という報告も出ています。
太陽を浴びる時間はどのぐらいがいいの?

太陽を浴びる時間はどのぐらいがベストなの?

それは個人差があるね
太陽を浴びるベストな時間は体質や住む場所によって異なります。
カンタンな判断法としては、
「日光を浴びた24時間後に皮膚が若干ピンク色になるぐらい」
がベストな時間とされてますね。
平均的には30分前後日光を浴びると翌日に皮膚が若干ピンク色になります。
なので日光を浴びる理想的時間の目安は30分前後だと思っていいでしょう。
また1日10分程度でも一定の効果は期待できると言われているので、時間がない人でも最低10分は日光を浴びるようにしましょう。
日光は浴び過ぎるのも良くない
ただし日光を浴びすぎるのも、それはそれで体に悪影響を与えます。
具体的なリスクは
- 皮膚がんの発生率を上げる
- 肌が傷む
- シミになる
といったもの。

日光を浴びすぎてるかどうか具体的にどうやって判断するの?
日光を浴びすぎてるときのサインは以下のとおりです。
- 肌に痛みを感じる
- 水ぶくれが出る
- 肌が真っ赤になる
日光を浴びる時間帯はいつがいい?
ビタミンDがもっとも生産されるのが昼の12:00ごろなので、そのぐらいの時間帯に日光を浴びるようにすると効率がいいでしょう。
ただそこまで厳密にこだわる必要はなく、ある程度の日射量があれば十分効果は期待できます。
以下は夏の1時間ごとの日射量が示されているグラフなので参考にしてください。

サンベイジング以外にも体に良い影響を与える自然は多い
今回紹介したサンベイジング以外にも、体に良い影響を与える自然はたくさんあります。
具体的には以下の記事で紹介しているので、興味がある人はぜひ読んでみてください。
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