
疲れが溜まっていると、つい日中からベッドに寝転がってしまいますよね。
多くの人は「疲れているのは休息が足りないから」だと考えていると思います。
でもそれは本当に正しいのでしょうか?
というのも、休息が足りなくて疲れてるのではなく、休息をとりすぎて疲れてるケースが多々あるからです。
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疲れてるときほど運動したほうがいい

最新の研究では疲れてるときほど運動をしたほうがいいことがわかっています。
これは「アクティブレスト(積極的な休養)」と呼ばれ、一流のアスリートも取り入れている方法ですね。
ある大学の研究では、以下2つのグループの血中乳酸量を調べました。
- 疲労した状態で運動する
- 疲労した状態で横たわる
その結果、運動したグループの方が疲労回復スピードが2倍も早くなっていたのです。

なんで運動すると疲労回復が早まるんだろう?
なぜ運動で疲労が回復するのか?
運動によって疲労が回復する理由は以下の5つになります。
- 血流が良くなることで疲労物質が取り除かれる
- 運動によるセロトニンの分泌が精神に良い影響を与える
- 夜ぐっすり眠れるようになる
- ストレスホルモンが減少する
- 成長ホルモンが分泌される
とくに「夜ぐっすり眠れるようになる」というのはとても重要なこと。
質の高い睡眠を取ることで、精神的な疲労も肉体的な疲労もしっかり回復できます。
睡眠の質を上げるポイントは以下の記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
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休養をとりすぎると抜け出せなくなる

また、人には現状を維持しようとする恒常性(ホメオスタシス)があります。
たとえば体温が36.5℃前後でつねに維持されているのも、この恒常性の働きによるものです。
あるいは新しい職場や見知らぬ土地に行ったとき、多くの人は不安を感じるでしょう。
これは普段の生活スタイルと新しい生活スタイルが大きくかけ離れているからです。

たしかに新しく始めたバイトも最初の数日が一番キツイよね
このように脳は大きな変化を嫌う傾向があります。
それを踏まえて休養を取りすぎることのリスクを考えてみましょう。
ベッドに横たわってダラダラする生活が習慣になると、次第にその状態が当たり前になってきます。
するといざそこから抜け出そうと思ったとき、現状を維持しようという恒常性が働き、大きな精神的ストレスがかかるようになるのです。

夏休み後の登校初日とか、大型連休明けの会社が辛いのもこれが関係してるね
休みはとりすぎないほうがいい
以上のように、休息をとりすぎるとかえって悪影響が出てしまうケースは少なくありません。
休みの日も適度に体を動かし、積極的に疲労を取り除く習慣を身につけましょう。
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