
現代人の多くが悩まされる肩こり。
その原因の多くは椅子の座り方にあると指摘する専門家も少なくありません。
そこで今回は
- 肩こりを引き起こしやすい座り方
- 肩こりを改善する座り方
の2つを解説していきましょう。
肩こりを引き起こしやすい座り方
肩こりを引き起こしやすい座り方は以下の4つです。
- 猫背
- 反り腰
- もたれ座り
- ちょこん座り

それぞれ画像付きで解説していくよ
猫背

肩こりになりやすい座り方で一番多いのはやはり猫背ですね。
一般に人間の首はだいたい5kg前後。
そして頭の傾きと体への負荷は比例します。

猫背で頭が前に出た分だけ肩や首などに負荷がかかるんだ

でもいくら体に悪いと分かってても気づいたら猫背になっちゃうんだよね
意識だけで猫背を治すのが難しい人は『柔道整復師が考えた 姿勢サポーター』のような猫背改善用に作られたアイテムを使うといいでしょう。
正しい姿勢を習慣づけるには補助アイテムを使うのがもっとも手っ取り早いです。

この姿勢矯正ベルトは私も愛用しており、Amazonでは5,987件もレビューのあるベストセラー商品。
日本メーカーなので品質もしっかりしていてオススメですよ。
反り腰

猫背が悪い姿勢というのは誰もが分かりますが、意外に気づかない人が多いのが反り腰。
一見猫背とは逆に背筋が伸びているので良い姿勢に見えるのですが、実はこれも猫背に負けず劣らずの悪姿勢なのです。
背筋が過剰に緊張して疲れるだけでなく、腰痛の原因にもなりかねません。

猫背もダメで反り腰もダメって難しいなぁ

反り腰のカンタンな対処方法を紹介するよ
- まず猫背になってください
- 次に限界まで背中をそらして反り腰の姿勢を取ります
- その2つの中間あたりが背筋がまっすぐに伸びた正しい姿勢です
背筋を伸ばす時はへその下(丹田)に軽く力を入れ、頭を天井にまっすぐ近づけるようなイメージを持ちましょう。
もたれ座り

猫背の亜種としてよく見かけるのが背もたれにガッツリ体重をかけた座り方。
椅子にもたれかかると一見ラクに思えますが、猫背と同じで首が前に出てしまうため肩こりの原因となります。
また腰痛を引き起こしてしまうことも珍しくありません。
基本的に椅子の背もたれは使わないようにするのが肩こりを引き起こさないコツです。
ちょこん座り

背もたれを使わないからといって、椅子の先の方にちょこんと座るのもあまりよくありません。
足の付け根に圧力が集中するほか、反り腰にもなりやすいです。
深く腰掛けたほうが体全体にバランスよく負荷が分散されるので、首肩への負担も少なくなります。

どれもよく見かける座り方だね
肩こりを改善する座り方
肩こりを改善するには以下の4つのポイントを押さえた座り方を意識しましょう。
- 足の裏を地面にピッタリつける
- 背筋は反らないように伸ばす
- 背もたれは使わない
- 深く腰掛ける

この座り方を普段から続けていれば、肩こりはだいぶ改善されるでしょう。
慣れないうちは疲れるかもしれませんが、一度習慣化すればこれがもっとも疲れない座り方になります。
地面に足がつかない人は、以下のようなフットレストを使うのもオススメです。

肩こりを防ぐスマホの見方
昨今は座った状態でスマホを見ることも多くなりました。
しかし通勤電車やバスなどで周りを見ると、大半の人がスマホを猫背の状態で見ています。
その姿勢を続けた結果として首がまっすぐになってしまう“ストレートネック”という症状も最近はよく耳にしますよね。

スマホ使用時の猫背やストレートネックを防ぐにはどうしたらいいの?
結論から言うとスマホを目の下の高さまで持っていきます。
このときスマホを持つ手を反対の腕で支えるようにすると、首肩や腕がつかれることなくスマホを目の高さで見ることができるでしょう。
肩こりを防ぐパソコンの見方
デスクワークをしている方はパソコンを見る機会も多いかと思います。
そのとき座り方と同じぐらい大事なのがパソコンの位置です。
具体的には液晶の上端を目の高さから5cmぐらい下の位置に置くようにしてください。
ノートパソコンの場合、この高さに設定するのは難しいと思うのでノートパソコンスタンドを使いましょう。
これを使えば背筋を伸ばした時にちょうどいい画面の高さになるので、正しい姿勢を維持しやすくなります。
ちなみに私が愛用しているのは『PCA-LTSH8BK』というエレコムから発売されている低価格ノートパソコンスタンド。
日本製なので同価格帯の中華製スタンドよりも作りがしっかりしており、高さも自由に調節できます。
