
原付に半ヘル(半キャップ)で乗っているバイク乗りはよく見かけますが、実はアレってかなり危険なんですよね。
今回の記事では以下について解説します。
原付でも半ヘルは危ない
原付でも半ヘルが危ない理由はヘルメットの形を見ただけでも一目瞭然。

カバーできている部分は頭頂部のみ。
横も、後ろも、前も、ほぼノーガードです。
転倒したときに頭頂部しかぶつからないなんてことは、よほど運が良くない限りまずありえないでしょう。

でもスピードがたいして出ない原付だよ?
まだ危険がピンとこない人は、自分が小さかった頃を思い出してみてください。
ちょっと走って転んだだけでも、肌がズルむけて泣くほど痛い思いをしましたよね。
このときの速度がせいぜい時速10km前後。

これが時速30km、40km、50kmになれば、痛いなんてもんじゃ済みません。
しかもぶつけるのは足でなく頭です。
下手したら命を落としかねないし、一生顔に傷が残ったり、脳に後遺症が残ったりするケースも実際よくあります。
また、半ヘルはあご紐で固定しているだけなので、強い衝撃があれば簡単にズレたり飛んでいったりします。
つまり半ヘルの防御力は実質ゼロに近く、ノーヘルで乗っているのと大して変わらないのです。
原付の半ヘルは危ない以外にもデメリットだらけ
原付の半ヘルはただ危ないだけでなく以下のようなデメリットがあります。
- 寒い
- 雨に弱い
- 虫に衝突する
- ヤンチャに見える
寒い

半ヘルのデメリットとして大きいのが寒さに弱いこと。
バイクはスピードが出れば出るほど体感温度が下がるんで、半ヘルみたいにカバーしてる部分が少ないとすごい寒いんですよ。
なかでも「耳」は耐えられないほどの寒さを感じます。

あれはもはや寒いを通り越して「イタイっ!」って感じだね
虫に衝突する
意外と忘れがちなのが虫との衝突リスク。
バイクを運転していると、虫が顔面めがけて飛んでくることって少なくないんですよね。
実際、私も何度か虫に顔面めがけて飛んでこられた経験をしています。
そのときはフルフェイスだったのでシールドに虫がベチャっとつぶれただけでしたが、あれが自分の顔面にぶつかってたと思うと……((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

半ヘルで口を開けてたらとんでもないことになるね
雨に弱い

半ヘルの第3の弱点は雨。
雨がダイレクトで顔に当たって痛いし、なにより視界が塞がってかなり危ないです。
雨の日の半ヘルは個人的に絶対NGですね。
ヤンチャに見える
半ヘルはヤンチャな印象を持たれることが多いです。
もしあなたがヤンキー集団の中にいるのなら何の問題もありませんが、そうでない一般的な集団では“ヤンチャ”というのはあまり良いイメージを持たれません。
もしあなたが“大人っぽい印象”に見られたいなら半ヘルはやめておいたほうがいいでしょう。
原付に似合うヘルメットは?


原付の半ヘルが危ないのは分かった。じゃあ原付乗りはどんなヘルメットをかぶればいいの?
基本的には半ヘル以外なら何でもOKです。
しいて言えばジェットヘルメットが一番原付に似合うかな?
価格もフルフェイスより安めなので、迷ったらとりあえずジェットヘルでいいと思います。
おすすめのジェットヘルをひとつ挙げるなら、ヤマハのYJ-14はAmazonでも2,000以上のレビューがある人気ヘルメットですね。
ヤマハ製なので安全性や機能性が高く、価格も安めでコスパの良いジェットヘルメットです。

これよりもっとリーズナブルな価格帯で言えばマルシン工業のM-520も好評です。
ただしこちらは125cc以下専用のヘルメットなので、安全性はヤマハ製よりも劣ります。
今後排気量の大きなバイクに乗り換える予定があるなら別のヘルメットを選んだ方がいいでしょう。